PROJECTS
遺失物管理システム
鉄道事業における遺失物管理システム導入による業務効率化

企業名 | 株式会社ハピラインふくい |
URL | https://www.hapi-line.co.jp/ |
システム検討までのきっかけ
◯ 開業に伴う新業務への備えと、警察連携の必要性
鉄道事業の新規開業に向けて、業務全体の整備が進む中、特に公共性の高い「遺失物管理」は重要課題の一つでした。
当初は「システムが本当に必要か?」という議論もありましたが、ローカル列車の本数が増えることで、これまで以上に多くの遺失物が発生する可能性があると判断。さらに、警察との情報連携が必要な点からも、しっかりとした仕組みづくりが急務となり、システム導入を本格的に検討しました。
導入の決め手
◯ スピード感ある提案と、現場ニーズへの柔軟な対応力
パッケージ製品の導入も検討しましたが、業務の実態に即した運用ができるかという点で不安がありました。その点、日本ソフテックさんからは短期間で具体的な提案をいただけたこと、そして現場の声にしっかり耳を傾け、実用性と将来的な拡張性を両立できる柔軟な設計が可能という点に強みを感じました。
特に、「使い慣れていたシステムの操作感に近づけてほしい」という要望に対しても、UIや検索方式を細かく再現してもらえた点は非常に安心感がありました。
導入時の工夫と苦労
◯ タイトなスケジュールを支えたスピード対応と開発力
開業準備に伴い、システム導入の期間は決して長く取れませんでした。しかし、明確なマイルストーンと細やかな進行管理によって、短期間での立ち上げが実現しました。
操作教育に時間を割く余裕がなかった中でも、直感的な画面設計と事前の仕様調整によって、現場での混乱もなくスムーズに運用開始できたのは、まさに開発力の高さを感じた部分です。
導入後の効果
◯ 現場業務の効率化と、問い合わせ削減に直結
Excelなどで手作業で対応する場合に比べ、検索やステータス管理の自動化によって現場の業務負担が大幅に軽減されました。
さらに、日本ソフテックさんからの提案で追加された「返還予定登録機能」は、現場内の伝達ミスを防ぎ、二重対応などのトラブルも抑止できています。おかげで本社への操作問い合わせも激減し、各駅が本来の業務に集中できる体制が整いました。
現場からの評価
◯ UIの工夫が現場目線で「使いやすい」に直結
たとえば、色分類を背景色で直感的に選べるUIや、文字検索で分類をすばやく見つけられる設計など、細かい部分まで「現場の使いやすさ」を考慮した画面構成が高く評価されています。
見た目のわかりやすさだけでなく、必要な操作がすぐにできる工夫が随所にあり、現場スタッフからも好評です。
サポート体制について
◯ 的確な提案とスピード感ある対応が心強い
開発段階から導入後まで、常に「業務に本当に役立つか」という視点での提案があり、判断がとてもスムーズでした。
こちらの要望にも即座に対応いただけるだけでなく、「さらに良くするには?」という観点での+αの提案もあり、システムベンダーというより共に業務を作るパートナーという感覚で進めることができました。
日本ソフテックの良かったところ
◯ 限られた期間で100%を実現する「開発力」と「提案力」
スケジュール面では進行フェーズごとに必要な判断が明確で、常に先回りした準備と共有がされていたため、短期間でも不安なく導入までたどり着けました。
また、業務上の細かな要望にも丁寧に対応していただき、当社のオペレーションに最適化されたシステムを構築してもらえた点が非常にありがたかったです。
◯ 距離を感じさせない安心のフォローと、寄り添う姿勢
当社と開発拠点との物理的距離はありましたが、リモートでの密な打ち合わせと柔軟なフォローで不安なく導入を迎えることができました。
クラウドに関する基本的な説明から警察連携に関する仕様確認まで、「今さら聞きづらい」ようなことにも丁寧に寄り添って対応いただけたのが印象的でした。
最後に、
取材にご協力いただき、ありがとうございました。
取材日:2024年9月
※本事例に記載の情報は取材日当時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があります。